女子会開催に寄せて(ブーゲンビリア)

関西支部の女子会へのお誘いがあって、早速「ビアレストラン・ニュートーキョー」を地図で調べましたところ、やはり私には無理と分かりました。この春久しぶりに友人と梅田に出たのですが、歳のせいか、人の波と喧騒に耐えられなかった、そのことを思い出したのです。昨年3月までは毎月誰かと旅行していましたが、それも急にワクワク感が薄れてやめていました。

その代りに習い事を増やしました。空いていた月曜日に「大人の塗り絵」を習い、月1回の「くつろぎの唄」に行き、今年4月より、60歳以上の勉強会「寿楽学級」に1年間参加できるようになりました。市内をバイクで駆けている毎日です。日曜日だけが休日です。

結婚して53年間大阪に暮らし、沢山の人との出会い、旅、習い事がありで満足しています。今は発達障害の方やお年寄りの方とお付き合いし、とても充実した毎日を過ごしています。私は動物が苦手ですが人間が好きでした。特に子供たちの済んだキラキラした眼が好きで幼稚園の先生になりたかったです。その代わりに次男が小学2年生になった時「カブスカウト」に入れ、デンマザーから副長をして7年間子供達と遊びました。料理が好きで大阪ガスの代理店でクッキングレディをしてお客さんと料理をして楽しい毎日でした。

習い事としてNHKの歌謡専科に通い、先生と一緒にウィーンに行って歌ってきました。先生のバックコーラスですが。

私にはとても素晴らしい友がいて、世界の殆どを回っていて、世界の山に挑戦し、世界の美術館巡りをされる方なのですが、その方に誘われて外国にも旅行が出来ました。「1万人の第九」も第10回から15年間参加しました。その友は今も続けています。

当地へ来て20数年、こちらで「和紙ちぎり絵」と出合い、10数年習いましたが、悲しいかな、歳をとると力が無く、和紙を小さく剥ぐのに苦労するようになって辞めました。市ではボランティアにも大変力を入れて「元気アップポイント」があり、私も以前は老人ホームで習字を教えていましたが、今はパソコン中心の生活です。

こうして振り返りますと、金沢では経験できない大きな財産を得たように思います。元々金沢の因習深くて束縛された風習に嫌気がさしていましたが、今は金沢に生まれ育ったことを誇りに思っています。

家族の絆を深めるために旅行もしました。48年目の家族旅行としては、私達夫婦と子供3人の計5人でレンタカーを借り四国へ一泊旅行に行きました。翌年、嫁と娘2人と孫2人と私の女性ばかり5人で山口へふぐ料理を食べに行き、岩国の錦帯橋を渡り岩国城を見学しました。自分では子供孝行をした積りです。昨年、小学校の同窓会で「長野から軽井沢へ」の誘いがあり、新幹線にも乗り感動しました。こんな気ままな暮らしができたのも家族の理解があったからと感謝しています。

最後に私の願いは“いつまでも平和で、他人(ひと)を好きになれる環境がどこにでもありますように”です。

これからも関西二水女子会が広がっていきますよう祈っています。

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