少し遅くなりましたが、北陸新幹線が開業しました。全国的にトップニュースでしたから、大体の様子はご存知かと思いますが、3月14日の金沢駅は想像を絶する人出でした。もっとも、かなりの部分が開業を体験しようという金沢市民だったようですが。
金沢駅近くに住む管理者は朝4時半にヘリコプターの轟音で目が覚め、開業を撮影するテレヴィ局などのヘリコプターであることに気付くまで、不気味な雰囲気に不安感を募らせたものでした。4時半には新幹線の乗り場のシャッターが開かれ、多くの乗客がホームに出たようです。始発列車の出発まで1時間半もあるのに。5時からは開業式がホームで行われたようです。管理者は一日寝不足でした。
仕事の関係で、最近1回/週程度、金沢方面へ出張しています。3月19日、23日と出掛けました。23日は昼に金沢駅に着いたのですが、百番街「あんと」は月曜日にも関わらず、土産を持った観光客で一杯でした。新幹線効果だと思います。言葉なまりから東京方面から来た人と分かります。私は「黒百合」での昼食、きときと定食は美味かったです。大阪からサンダーバードに乗って来たのですが、私の後部座席に乗車された年輩御夫婦の会話なのですが、「金沢は21世紀美術館、兼六園、東茶屋街を見て、そして近江町で刺身を食べれば十分だな。後は宇奈月温泉でゆっくりしょう」とおそらく岡山方面からの仲良い夫婦の会話が聞こえました。北陸新幹線のアクセス効果は大きいと思いますし、地元のマスコミも今は新幹線や観光客の話題を取り上げていますが、いつまでも、金沢の観光リピーターが増えてくれる事を祈ります。
ちょうどその日の午前中、実家に滞在のため金沢駅に降り立ちました。改札を出た途端、間違えて都内に来てしまった?と錯覚する程の混雑ぶり。常日頃はスイスイ通り過ぎる駅構内を、人の群れやキャリーバッグを掻き分けながらレストラン街へ。馴染みの店は勿論ど こもかしこも店外まで溢れる長蛇の列。周辺の駐車場は満杯で車での迎えは無理と聞いていたので、路線バスに乗ったのですが、兼六園を通るそのバスは観光客に占領されてました。停留所に止まる度、付近の観光名所への親切丁寧な道案内を放送するバス運転手の声に、これは観光バス?と思うほどです。
翌日は兼六園へ。写真にあるような穏やかな彩に、故郷の春を実感しました。